これまでたくさんの生徒さんと出会ってきましたが、最近は「大人になってから改めて書道を始めたい」という方が本当に増えています。
特に40代・50代の主婦の方や、子育てやお仕事が一段落して「自分のための趣味を持ちたい」と思われる方が多い印象です。
「子供の頃に少し習字をやっていたけれど、大人になってまた筆を持ってみたくなった」「忙しい毎日の中で、心を落ち着ける時間がほしい」――そんな声をたくさん耳にします。
実際、私の教室でも「久しぶりに書道を始めてみて、心が満たされた」「自分と向き合う大切な時間ができた」と、皆さんイキイキと筆を運んでいらっしゃいます。
ですが、いざ教室を探そうとすると、「月謝はいくら?」「どんな教室が自分に合うの?」と悩まれる方も少なくありません。
体験レッスンに参加しても、教室の雰囲気や先生との相性、他の生徒さんのレベル感など、実際に通ってみないと分からないことが多いものです。
そこでこの記事では、書道の先生としての経験をもとに、「大人の初心者向け書道教室選び」のコツや月謝相場、失敗しないためのポイントを徹底解説します。
これから書道を始めたい方の不安を少しでも解消し、理想の教室選びのお手伝いができれば嬉しいです。
さあ、一緒に書道のある豊かな毎日を始めましょう!
書道を始めて感じたリアルな変化

初めて大人になって書道教室の扉を開いた日のことは、今でも鮮明に覚えています。教室に一歩足を踏み入れると、ほんのりと墨の香りが漂い、先生や生徒さんたちの穏やかな表情に迎えられました。
最初は手が震えるほど緊張しましたが、先生が「失敗しても大丈夫ですよ」と優しく声をかけてくださり、肩の力がふっと抜けたのを感じました。
実際に筆を握って一文字一文字書くたびに、日々の忙しさや悩みが頭から消えていき、気づけば1時間があっという間に過ぎていました。
特に印象的だったのは、初めて自分の名前を半紙に書き上げたときの達成感。子どもの頃に感じたワクワク感が、大人になった今でもよみがえった瞬間でした。
書道を通じて「自分だけの静かな時間」を持てるようになり、心に余裕が生まれたことが一番の変化です。
書道教室探しでぶつかった壁

私自身、最初に書道教室を探し始めたときは、ネットで調べても情報が断片的で、どこを選べばいいのか本当に迷いました。
特に「月謝の相場」や「先生の雰囲気」は、公式サイトだけではなかなか分からず、何度もSNSや口コミサイトをチェックしました。
実際に2つの教室で体験レッスンを受けてみたのですが、1つ目の教室は先生が厳格な雰囲気で、初心者の私には少しハードルが高く感じました。
逆に2つ目の教室は、先生がとてもフレンドリーで、他の生徒さんも「最初はみんな同じですよ」と声をかけてくださり、安心して始められました。
こうした経験から、「体験レッスンの雰囲気を実際に体感すること」が、教室選びで一番大切だと実感しました。
情報収集はネットと口コミがカギ
私の場合、まずGoogleマップで「書道教室」と検索し、地図上で通いやすい場所をピックアップ。
その後、Instagramで「#書道教室」「#大人の習い事」などのハッシュタグを使って、実際の生徒さんが投稿している作品や教室の雰囲気をチェックしました。
特に参考になったのは、実際に通っている方の「先生がどんなふうに教えてくれるか」「どんな年齢層が多いか」といったリアルな声です。
私は「初心者歓迎」と書かれている教室を中心に比較し、最終的には口コミで「アットホーム」と評判の教室を選びました。
情報収集方法 | メリット | 注意点 |
Googleマップ口コミ | 写真や評価が見やすい | 個人差がある |
SNS(Instagram等) | 雰囲気や作品例が分かる | 宣伝投稿も混じる |
公式HP・ブログ | 詳細なカリキュラムが分かる | 実際の雰囲気は分かりにくい |
新しい学び方|SNS書道添削サービスとは?

私も仕事が忙しい時期は、なかなか教室に通う時間が取れず悩んでいました。そんな時、友人から紹介されたのが「SNS書道添削サービス」でした。
実際にLINEで自分の書いた作品を送ると、先生から動画付きで細かいアドバイスが返ってきて驚きました。
何度も動画を見返せるので、教室では聞き逃してしまうポイントもじっくり復習できるのが大きなメリット。
移動時間がなく、夜遅くでも自分のペースで学べるため、忙しい社会人や子育て中の方にもおすすめです。
サービスの主な特徴
- スマホで作品を撮影し、LINEなどで送るだけ
- 添削結果は動画や音声、画像で返却されるため、繰り返し見直し可能
- ビデオ通話による直接指導にも対応(予約制)
添削回数と料金体系
- 月額3,000~4,000円程度が主流
- 添削無制限の教室もあれば、月数回までのプランもあり
- 入会金や資格試験料は別途必要な場合も
対象とメリット
- 初心者〜上級者、大人・子ども向け、ペン字・実用書道コースなど多彩
- 自宅で好きな時間に学べる
- 作品発送不要で手軽
- 昇級・昇段や資格取得も可能
最近では、スマートフォンとLINEなどを活用した「SNS書道添削サービス」も広がりを見せています。
教室に通う時間が取りづらい方や、自宅でマイペースに練習したい方にとって、非常に便利な選択肢となっています。
以下では、その仕組みや料金、メリットを分かりやすくご紹介します。
書道教室の種類と特徴

私自身、最初は個人教室とカルチャースクールの両方を体験しました。個人教室は、先生との距離が近く、質問もしやすい雰囲気。
実際に「今日はこんな字が書きたい」とリクエストすると、その場で見本を書いてくださり、とても丁寧に教えてもらえました。
一方、カルチャースクールは幅広い年齢層の方がいて、休憩時間に趣味の話で盛り上がることも。自分に合った学び方を見つけるためにも、最初は複数のスタイルを体験してみるのがおすすめです。
教室の種類 | メリット | デメリット・注意点 | 体験談・感想 |
個人教室 | 先生との距離が近い、きめ細かな指導 | 場所・時間が限られがち、料金が高め | 「アットホームで質問しやすい!」 |
カルチャースクール | 比較検討しやすい、曜日・時間が選べる | 人数が多いと質問しづらいことも | 「いろんな年代の方と交流できた」 |
オンライン教室 | 場所を選ばず自分のペースで学べる | 直接指導がない、道具準備が必要 | 「子育て中でも続けやすい!」 |
人気のオンライン書道サービス紹介
『いろはペン字習字教室』(Zoom・動画添削対応)
公式サイト
Udemy
『書講座【初心者向け】』
公式サイト
YouTube
『書学院』
公式サイト
主なSNS添削サービス
サービス名 | 特徴・内容 | 申込・詳細URL |
---|---|---|
月城会 SNSオンライン書道教室 | – LINEで作品写真を送るだけで添削動画が届く – 添削無制限 – 月2回まで20分の直接指導(LINE/Zoom) – 段級取得や師範資格にも対応 – 料金:一般3,500円/月、入会金10,000円 | 公式サイト |
国際オンライン書道院ルナ・シャトー会 | – LINEで写真送信、添削動画が届く – 添削無制限 – 月2回まで30分の直接指導(LINE/Zoom) – 作品発送不要 – 3,000円台のワンプラン | 公式サイト 詳細ページ |
武田双龍 オンLINE書道サロン | – LINEで画像添削・音声添削 – 1教科あたり月3回まで添削 – 解説動画見放題 – 大筆・筆ペン・ペン字など選択可 – 料金:1教科8,400円/月 | 公式サイト |
書遊 オンライン書道レッスン | – LINEで課題を送信しマンツーマン添削 – 子どもから大人まで対応 – 実用書道コースもあり – 教室よりリーズナブル | 公式サイト |
オンライン教室は、忙しい方や遠方の方に特におすすめ!最初は動画講座+個別添削の組み合わせが安心です。
初心者向け書道教室の選び方|3つの重要ポイント

- 先生の教え方
初心者に優しく、分かりやすく説明できる先生かどうかはとても大切。 体験レッスンや口コミで「先生の雰囲気」をチェックしましょう。
- 教室の雰囲気
アットホームな空間が落ち着く人もいれば、静かな環境で集中したい方も。 実際に見学して、自分に合った雰囲気か確認するのがベストです。
- 通いやすさ
通学距離やレッスン時間、振替制度の有無など、無理なく続けられる条件を確認しましょう。
月謝相場と費用の目安【2025年版】

地域や教室の種類で月謝は大きく異なります。最新の相場を表でまとめました。
地域・教室種類 | 個人教室 | カルチャースクール | オンライン教室 |
東京・大阪・名古屋 | 10,000~20,000円 | 8,000~15,000円 | 5,000~10,000円 |
地方都市 | 7,000~15,000円 | 6,000~12,000円 | 4,000~8,000円 |
※上記は月4回(週1回)程度の目安。入会金や教材費は別途必要な場合が多いです。
その他にかかる費用
費用項目 | 金額目安 | 備考 |
入会金 | 3,000~10,000円 | 教室によっては無料キャンペーンもあり |
教材費 | 3,000~20,000円 | 初回セット・年会費としてまとめて払うことも |
材料費 | 月500~3,000円 | 筆、墨、紙などの消耗品 |
「教材費・材料費込み」の教室もあるので、事前に総額を確認しましょう!
書道教室選びで失敗しないための注意点

私が最初に体験した教室では、先生の説明が専門用語ばかりで、初心者の私には少し難しく感じました。逆に、次に訪れた教室は「分からないことは何でも聞いてくださいね」と、初心者目線で丁寧に教えてくれたので、安心して続けられました。
また、見学の際には「教室の清潔感」や「生徒さん同士の雰囲気」も要チェック。私は実際に、体験レッスン後に先生や他の生徒さんと少し雑談することで、教室の雰囲気をしっかり確認できました。
体験レッスンでチェックすべきポイント
- 先生の教え方(丁寧さ、説明の分かりやすさ)
- 教室の雰囲気(居心地の良さ、清潔感)
- 生徒さんの年齢層・レベル感(自分に近い人がいるか)
- 設備(机・椅子の広さ、道具の貸し出し有無)
- 疑問点があればその場で質問!
契約前に確認すべき項目
確認項目 | チェックポイント |
月謝 | 金額、支払い方法、支払期限 |
入会金 | 金額、キャンペーン有無 |
教材費 | 金額、内容、追加費用の有無 |
解約規定 | 違約金の有無、手続き方法 |
レッスン時間 | 曜日・時間・振替制度 |
休会制度 | 休会可能か、手続き方法 |
よくある質問(FAQ)

質問内容 | 回答 |
全くの初心者でも大丈夫? | もちろんOK!初心者コースや個別指導がある教室が多いので安心です。 |
年齢層は?男性も通える? | 40代~60代の女性が多いですが、男性やシニア、親子参加も増えています。 |
子どもと一緒に通える? | 親子クラスや子どもOKの教室もあるので、事前に確認しましょう。 |
道具はどうやって揃える? | 初心者セットを教室で用意してくれることが多いです。自分で揃える場合は先生に相談を。 |
続けられるか不安… | 「無理せず自分のペースで」「仲間と励まし合う」ことで継続しやすくなります。 |
体験レッスンや見学は、複数教室を比較するのがおすすめ!
書道を続けるコツ&モチベーション維持法

私は「自分の名前を美しく書けるようになる」という小さな目標から始めました。毎月1枚、練習した作品を写真に撮ってSNSにアップし、友人や他の生徒さんからコメントをもらうことでモチベーションを維持しています。
また、月末には「今月はどこが上達したか」をノートにまとめ、できたことを自分で褒めるようにしています。無理せず、楽しみながら続けることが、長く続けるコツだと実感しています。
- 目標(例:自分の名前を美しく書く、作品展に出す)を決める
- SNSで作品をシェアして仲間と交流
- 月1回は「自分の成長」を振り返る
- 無理せず「楽しむ」ことを第一に!
まとめ
この記事では、大人の初心者向け書道教室選びについて、月謝相場や教室選びのポイント、失敗しないための注意点などを徹底解説しました。
私自身、最初は不安だらけでしたが、一歩踏み出してみると、書道は「自分と向き合う最高の趣味」だと実感しています。
あなたにぴったりの教室が見つかり、素敵な書道ライフが始まりますように!
さあ、新しい一歩を踏み出しましょう!
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