「水妃モルガンって誰?」「FGO本編に登場するの?」──そんな疑問に、この記事でお答えします。
水妃モルガンとは、『Fate/Grand Order』(通称FGO)に登場するキャスタークラスのモルガンの別霊基です。本編シナリオにおける彼女の立ち位置と、夏イベントでの変化を踏まえて、その背景や意味をわかりやすく解説します。
2023年の実装当時から大きな注目を集め、2024年にはフィギュア化も発表され、SNSでも再び話題に。FGO公式(@fgoproject)のX投稿でも公開されており、多くのファンから「夏らしい解放感のある姿」と話題になりました。
フィギュア化で再評価が進む今こそ、水妃モルガンの魅力をより深掘りしてみましょう。
水妃モルガンの霊基設定とは
女王モルガンのもう一つの可能性
水妃モルガンとは、第2部6章「アヴァロン・ル・フェ」でブリテン異聞帯の女王として登場したモルガンが、キャスタークラスで霊基を変化させた水着バージョンの姿です。
霊基とは、FGOにおいてサーヴァントが持つ“存在の形態(クラスや姿)”のこと。水妃モルガンは期間限定「サーヴァント・サマー・フェス2023!」で登場した特別な姿で、公式設定によれば「夏の余暇を楽しむモルガン」という“if”の可能性を表現したものとされています。
✅ここがポイント
本編での厳格な妖精王モルガン像とは異なり、「夏を楽しむモルガン」という柔らかな一面を見せるのが霊基の醍醐味。
キャスター霊基で顕現した“水着姿”の意味と役割
従来のバーサーカー霊基では“狂気と威厳”を、ルーラー霊基では“支配者の統治力”を体現していましたが、水妃モルガンはキャスターとして顕現しました。これは、**「語り部」や「魔術師」**としての役割が強調されているためです。
また、彼女の「水妃」という称号には、アーサー王伝説における「アヴァロン」や「湖の乙女(レディ・オブ・レイク)」を想起させる意味合いも含まれています。水という神秘的なイメージが、モルガン本来の女王としての気高さを夏風に溶かした姿として描かれているのです。
前提情報|FGOにおけるモルガンの登場と変遷
第2部6章「アヴァロン・ル・フェ」での初登場と役割
モルガンがFGO本編に初登場したのは、第2部6章「Lostbelt No.6:アヴァロン・ル・フェ」(2021年公開)。
彼女は異聞帯ブリテンを支配する妖精王として描かれ、冷徹かつ壮麗な存在感でプレイヤーを圧倒しました。
・アルトリアと異なる「もう一人の王」としての立場
・妖精同士の抗争を制御する圧倒的なカリスマ
・バーサーカークラスとしての狂気と力強さ
これらの要素により、多くのユーザーから「シリーズ屈指のカリスマ的ヴィラン」と評価されています。
円卓の騎士との関係性と“ブリテン異聞帯”での立ち位置
正史におけるアルトリアが「理想の王」ならば、異聞帯のモルガンは「妖精の支配者」というもう一つの王の在り方を体現しました。
ガウェイン、ランスロット、トリスタンなど円卓メンバーとの因縁関係も、本章で独自に解釈されており、ファンの間では「FGO版アーサー王伝説」として語り草に。
彼女は残酷でありながらも、国家の存続を第一に考える「信念ある王」として描かれ、その二面性が強烈なインパクトを残しました。
なぜ「水妃」という設定になったのか
水妃モルガンと水着アルトリア・キャスター実装2周年おめでとう🌊 pic.twitter.com/d131lxq1j5
— 山野うづみ@夏コミ新刊通販委託中 (@y_udumi) August 11, 2025
水着イベントでのセリフ・演出から読み解く
水妃モルガンの初登場は「サーヴァント・サマー・フェスティバル2023」。
このイベントで彼女は普段の威厳を保ちつつも、時折見せる優しい微笑みや穏やかな振る舞いで話題になりました。
特に印象的なのは「水の静けさ」「海の包容力」を自身の心境に重ねたセリフ群。
ファンの間では「これはモルガンが本編では見せられなかった安息の姿」として受け止められました。
💡筆者の視点
FGOの水着霊基は「キャラのもしも」を描く舞台装置ですが、水妃モルガンの場合は“心の救済”という意味合いも強く漂っており、ファンからの支持の理由となっています。
アヴァロン・水・円環モチーフの意味とは?
水妃モルガンの衣装や演出には、アーサー王伝説モチーフが随所に組み込まれています。
モチーフ | 意味・関連性 |
---|---|
白と金の衣装 | 神聖性と優雅さを象徴 |
水の装飾 | 湖・アヴァロンの神秘 |
円環の魔法陣 | 永遠・円環・理想郷のシンボル |
アヴァロンはアルトリアが眠る「理想郷」であり、“水”そのものが浄化と静寂のメタファー。よって水妃モルガンは「支配の王」ではなく「理想郷を象徴する存在」として再解釈されています。
水妃設定は後付け?違和感ある?
ファンの声:「女王モルガン」とのギャップは?
登場当初からSNSでは賛否両論が飛び交いました。
そういえばモルガン…。
— キングフロスト2世 (@KingFrost218) August 17, 2025
水着獅子王の正体もう気付いたのかな…?
※水妃モルガンは実装当時、バニ上がアルトリアだと気付いておらず、胸部以外はバニ上をかなり称賛していました。
異聞帯モルガンとはいえ妹(汎人類史での)に当たり強いのに、これ本人だと気付いたら一悶着有りそうだけど。#FGO pic.twitter.com/zCBKvRVoUh
本編の「冷徹な妖精王」像を大切に思うプレイヤーほど戸惑いを覚えるのも自然ですが、そのギャップこそがFGOの醍醐味ともいえます。
「FGOは霊基の多様性が魅力」肯定的な意見も
FGOの霊基システムは、本編キャラが水着やオルタ(別形態)で新たな一面を表現する柔軟さに特色があります。
アルトリアやイシュタル、ジャンヌが水着霊基でまったく違う魅力を発揮しているように、水妃モルガンも「女王がもし安息を得られたなら」という“if”を体現した姿と考えれば違和感はむしろ味わいとなります。
まとめ|水妃モルガンの魅力と今後の注目ポイント
水妃モルガンとは、『アヴァロン・ル・フェ』で冷徹な女王として君臨したモルガンの“もう一つの霊基”。
キャスターとして“水”を纏い、夏という季節の解放感を得た姿は、多くのファンに「本編では得られなかった救済の可能性」を示しました。
✅注目ポイント
- 「もし女王が心を解き放てたなら」というifの幻想を体現
- フィギュア化により、再びメディア展開の可能性が拡大
- 水着復刻イベントでの再登場にも期待大
あなたは、この“もう一人のモルガン”を、厳格な女王の延長として見るか、それとも別の救済の物語として受け止めるでしょうか?
コメント