書道を始めてみたいけど、何から始めたらいいのかわからない…そんな初心者さんの疑問を解消します!
道具選びから練習方法、よくある失敗例まで、よくある質問をQ&A形式で分かりやすくお答えします。
書道を始めたばかりの頃、私も「本当に上手く書けるかな?」と不安でいっぱいでした。でも、ちょっとしたコツやポイントを知るだけで、グッと自信がつきました。
この記事を読めば、あなたもすぐに書道の魅力を満喫できますよ!
道具選び・基礎知識
- Q筆の種類と選び方は?初心者はどんな筆を選ぶと失敗しない?
- Aやまとひめ
私は最初、ネットで「初心者向け」と書かれた安価な筆を買いました。
届いてみると、思ったよりも穂先が硬く、線がガタガタになりがちで、練習が苦痛に…。
そこで、書道教室で先生に相談し、実際に数本の筆を試し書きさせてもらいました。羊毛筆は柔らかく、力加減が難しかったですが、イタチ毛の筆はコシがあってコントロールしやすく、初心者の私にはぴったりでした。
その後、文房具店で「自分の手にしっくりくる筆」を選ぶようにしたら、書くのがどんどん楽しくなりました。
可能なら店舗で試し書きを。
自分の筆圧や手の大きさに合った一本を探すことが、上達の第一歩です。

筆選びについて、詳しく知りたい方はコチラの記事も参考にしてください。
>>書道初心者必見!筆の選び方とおすすめの筆|失敗しない“運筆感”を得る秘伝の四徳ガイド
- Q墨の種類と選び方は?固形墨と液状墨、どちらが良いですか?
- A
墨にも様々な種類があり、初心者の方は固形墨と液状墨のどちらを選べば良いか迷うかもしれません。なぜなら、それぞれの墨には利点と欠点があるからです。
固形墨は、自分で墨を擦る必要があるため、手間はかかりますが、濃淡の調整が自由にでき、表現の幅が広がります。
一方、液状墨は手軽で便利ですが、濃度調整の自由度が低く、表現に制限があるかもしれません。
例えば、水墨画に挑戦したい場合は、濃淡の調整が容易な固形墨が適しています。このように、自分の用途や好みに合わせて墨を選ぶことが重要です。

初めて書道セットを買ったときは、手軽さから液状墨を選びました。確かに手間はかからないのですが、どこか「作業」になってしまい、集中力が続きませんでした。
ある日、書道教室の先生に「墨を自分で擦ると、気持ちが落ち着いて文字にも心がこもるよ」と言われ、思い切って固形墨に挑戦。
最初はなかなか濃さの調整ができず失敗も多かったですが、墨の香りと静かな時間が自分だけのリラックスタイムになりました。
墨色の微妙な違いが作品に現れ、「自分だけの一枚」を書けるようになったときは本当に嬉しかったです。今では、墨を擦る時間が一番好きな瞬間になりました。

墨の選び方については、コチラの記事が参考になりますよ。
- Q練習用の紙はどう選べば良いですか?半紙、画仙紙、奉書紙の違いは?
- A
書道の練習には、適切な紙選びが重要です。なぜなら、紙の種類によって墨の滲み方や書き心地が大きく異なるからです。
練習用としては、比較的安価で入手しやすい半紙がおすすめです。半紙は、墨の練習に最適な滲み具合を持ちます。
一方、画仙紙は、より高級な紙で、墨の滲みが美しく、作品制作に向いています。奉書紙は滑らかな書き心地で、繊細な表現に適しています。
例えば、最初は半紙で練習し、慣れてきたら画仙紙や奉書紙を試してみるのも良いでしょう。このように、練習の段階や目的に合わせて紙を選ぶことで、より効果的な練習ができます。

書道紙についての記事は、コチラで詳しく記事にしています。
>>【書道用紙の選び方と滲みにくい紙の極意】初心者の壁は紙で越える!「紙が変われば、字も変わる」
- Qおすすめの参考書や動画はありますか?
- A
書道の参考書や動画は数多く存在します。初心者向けの書籍としては、「美文字の基本 書道入門」「書道が好きになる本」などがおすすめです。
また、YouTubeなどの動画サイトでは、様々な書道の練習方法を紹介する動画を見つけることができます。例えば、「書道 初心者」で検索すると、多くの参考動画が見つかります。
このように、自分に合った学習方法を選択することが重要です。

書道の動画学習法については、コチラで詳しく説明しています!
>>書道のYouTubeチャンネルおすすめ5選|実体験から学ぶ最適な動画学習法

道具選びは、初心者の方にとって最初の大きな壁。実際に筆を持ってみたり、店舗で相談したりすると、自分に合った道具が見つかりやすいです。
私は最初、ネットで選んだ筆が思ったより硬くて苦労しましたが、店舗で試し書きをしたら、すごく書きやすい筆に出会えました。道具選びは書道ライフの最初の楽しみです。
練習方法・上達のコツ
- Q筆の正しい持ち方と姿勢は?
- A
正しい筆の持ち方と姿勢は、美しい文字を書く上で非常に重要です。なぜなら、持ち方や姿勢が悪いと、筆圧が安定せず、文字が崩れてしまうからです。
筆は鉛筆を持つように握らず、親指、人差し指、中指の腹で軽く持ちます。姿勢は背筋を伸ばし、肩や腕に力を入れないようにしましょう。
例えば、鏡で自分の姿勢を確認しながら練習することで、正しい姿勢を意識しやすくなります。
このように、正しい持ち方と姿勢を身につけることで、より自然で美しい文字が書けるようになります。

最初は姿勢が悪くて肩が凝ってしまいましたが、意識して背筋を伸ばすと、筆運びがスムーズになりました。

子どもの書道の始め方については、コチラで説明しています。
>>子どもの書道入門|楽しく学ぶ基本の指導法と上達のコツ – 筆の持ち方から運筆まで
- Q点と線の練習はどうすれば効果的ですか?
- A
書道の基礎となるのは、点と線の練習です。なぜなら、点と線がきれいに書けるようになれば、文字全体がきれいに書けるようになるからです。
まずは、点の大きさや濃淡を均一に書く練習から始めましょう。次に,縦線、横線、斜線など、様々な方向の線を練習します。
それぞれの線に強弱をつけ、滑らかな筆運びを意識することが大切です。
例えば,同じ点を何度も書いて、点の大きさと濃淡を均一にする練習を繰り返すと,集中力と筆圧のコントロールが向上します。
このように、地道な練習を通して,点と線の技術を磨くことが重要です。
- Qひらがな、カタカナ、漢字の書き順はどのように覚えたら良いですか?
- A
漢字の正しい書き順を覚えることは、美しい文字を書く上で重要です。なぜなら、書き順が間違っていると,文字のバランスが崩れてしまうからです。
書き順を覚えるには、書き順の図表を活用したり、書き順を意識しながら何度も練習することが重要です。
正しい書き順で書くことで、文字のバランスが良くなり、美しい字が書けるようになります。
例えば、書き順の動画を見ながら練習したり、書き順を意識して何度も書く練習を繰り返すことが効果的です。
このように、正しい書き順を理解し、実践することで、より洗練された文字が書けるようになります。

書き順を意識して練習すると、文字の形が整いやすくなりました。特にひらがなは、流れを意識して書くのがコツです。
- Q書道の練習頻度と時間はどのくらいが良いですか?
- Aやまとひめ
始めたばかりの頃、私は「毎日1時間」と意気込んでいましたが、3日で挫折…。
そこで、先生から「10分でもいいから毎日続けてみて」とアドバイスをもらいました。
朝食後や寝る前のちょっとした時間に、1文字だけでも書くようにしたところ、気負わずに続けられるように。1ヶ月後には、筆の扱いに慣れ、線が格段に安定しました。
「短時間×高頻度」が継続のコツ。
忙しい日は1文字だけでもOK!日々の積み重ねが自信につながります。
- Q筆圧のコントロールはどうすれば上達しますか?
- A
筆圧のコントロールは、書道の上達において重要な要素です。なぜなら、筆圧によって文字の太さや濃淡が変わり、表現力が大きく変わるからです。
筆圧のコントロールには、意識的に筆圧の強弱をつける練習が効果的です。点や線の練習を通して筆圧の微妙な調整を練習しましょう。
例えば、同じ文字を様々な筆圧で書いてみることで、筆圧の変化による文字の違いを体感できます。このように意識的な練習を通して、筆圧のコントロールを習得しましょう。

最初は筆圧が強すぎて紙が破れそうでしたが、意識的に弱くすることで、繊細な線が書けるようになりました。
- Q筆の運び方とスピードのコツは?
- A
筆の運び方とスピードは、文字の美しさや表現力を左右する重要な要素です。なぜなら、筆の運び方によって文字の流れるような動きや力強さを表現できるからです。
筆の運び方は、流れるようにスムーズに行うことが大切です。スピードは、文字の大きさや種類、表現したい雰囲気によって調整します。
例えば、ゆっくりと丁寧に筆を運び、文字の細部まで意識することで、より繊細な表現が可能です。
このように、筆運びとスピードを意識的にコントロールすることで、表現の幅を広げることができます。

直筆(垂直に立てる)、側筆(傾けて書く)、俯仰法(上下に動かす)など、筆法を使い分けると表現が豊かになります。

呼吸とリズムに乗せて運筆することに興味がある方は、コチラの記事も参考に。
>>呼吸とリズムが鍵!書道で美文字を生み出す極意と筆運びの技
- Q墨の濃淡のコントロールはどうすればできますか?
- A
墨の濃淡のコントロールは、書道の表現力を豊かにする重要な技術です。なぜなら、濃淡によって文字に奥行きや立体感を与えることができるからです。
墨の濃淡のコントロールは、墨の量や水加減を調整することで行います。濃淡を効果的に使うことで、文字に奥行きや立体感を与えることができます。
例えば、墨を濃くすることで力強い印象を与え、薄くすることで繊細な印象を与えることができます。このように墨の濃淡を自在に操ることで、より洗練された作品を創作できます。

墨の濃淡を意識して書くと作品にメリハリが出て見る人が引き込まれます。
- Q書道の上達のための近道はありますか?
- A
書道の上達には、残念ながら近道はありません。なぜなら、地道な努力と継続的な練習が不可欠だからです。しかし、効果的に練習を進める方法があります。
継続的な練習、先生や仲間との交流、参考作品や動画の活用が効果的です。例えば、定期的に作品を先生に見てもらうことで、自分の課題を明確にできます。
このように、様々な方法を組み合わせながら、継続的に努力することが重要です。

時には壁にぶつかることもありますが、仲間と励まし合うことで乗り越えられました。
- Q独学で書道は習得できますか?
- A
独学でも書道を習得することは可能です。なぜなら、多くの参考書や動画が利用できるからです。しかし、先生に習うことでより効率的に上達できます。
独学の場合は、参考書や動画などを活用し、基礎をしっかり学びましょう。例えば、基本的な筆の使い方や書き順を丁寧に学ぶことが重要です。
このように、独学でも努力次第で習得できますが、先生に指導を受けることでより早く上達できるでしょう。

練習を始めたばかりの頃は、正しい姿勢や持ち方に慣れるまで時間がかかりました。でも、毎日少しずつ練習を続けることで、自然と体が覚えていきます。
動画を見ながら書き順を確認したり、先生や仲間に作品を見てもらうと、自分の課題が明確になり、上達のスピードがアップします。
よくあるトラブルと解決方法
- Q書道の教室に通うメリットとデメリットは?
- A
書道の教室に通うことには、メリットとデメリットがあります。メリットは、正しい指導を受けられること、仲間と切磋琢磨できることです。デメリットは費用と時間です。
例えば、教室では個々の課題に合わせた指導を受けられるため、効率的に上達できます。
このように、教室に通うかどうかは、自身の状況や学習スタイルに合わせて判断することが重要です。

教室では先生のアドバイスが的確で、仲間と一緒に練習する楽しさも感じられました。
- Q筆圧が強すぎて字が崩れる場合はどうすれば良いですか?
- A
筆圧が強すぎて字が崩れる場合は、筆圧を意識的に弱くする練習が必要です。なぜなら、強すぎる筆圧は文字のバランスを崩し、美しさを損なうからです。
筆圧を弱くするには、まずはリラックスした状態で筆を持ち、肩や腕の力を抜くことが重要です。また、筆の種類も検討してみましょう。
より柔らかい筆を使用することで、筆圧をコントロールしやすくなります。
例えば、意識的に薄く書く練習を繰り返すことで、徐々に筆圧のコントロールが向上します。このように、練習を通して筆圧を調整することで、より美しい文字を書くことができます。
- Q墨がにじんで困る!どうすればいい?
- Aやまとひめ
初めて画仙紙に挑戦したとき、いつも通りの濃さで墨を使ったら、文字がどんどん滲んでしまい、まるで水墨画のように…。
書道教室の先生に相談したところ、「紙によって墨の量や水加減を変える必要があるよ」とアドバイスを受けました。
そこで、半紙と画仙紙で同じ文字を何枚も書き比べ、墨の濃さや筆の含み具合を少しずつ変えてみました。すると、画仙紙では墨をやや薄めにし、筆に含ませる量を減らすことで、滲みをコントロールできるように!
紙ごとに「試し書き」をして、自分なりのベストな墨の濃さを見つけるのがコツです。

最初は墨がにじんで困りましたが、紙や墨の調整を意識するだけで、作品の仕上がりが格段に良くなりました。
- Q字がガタガタになる場合はどうすれば良いですか?
- A
字がガタガタになる原因は、姿勢、筆の持ち方、線の練習不足など、複数考えられます。なぜなら、これらの要素が文字の安定性に大きく影響するからです。
まずは姿勢を見直し、背筋を伸ばして安定した状態を保ちましょう。また、筆の持ち方も確認し、正しい持ち方を意識して練習しましょう。
そして、点と線の練習を丁寧に繰り返すことで、筆運びの安定性を高めることができます。例えば、定規を使って線を引く練習をすることで、正確な線を書く練習になります。
このように、基本的な要素を丁寧に練習することで、より安定した文字を書くことができます。

筆圧が強すぎたり、墨がにじんだり、字がガタガタになってしまうのは、誰もが経験する悩みです。
私も最初は紙が破れそうになるほど筆圧が強く、先生に「もっと優しく」と注意されたことがあります。
紙や墨の種類を変えたり、姿勢を見直すだけで、驚くほど作品の仕上がりが良くなります。教室に通うと先生や仲間からアドバイスをもらえるので、悩みの解決も早いです。
まとめ|編集後のあとがき
私自身、最初は「自分にできるかな?」と不安でしたが、失敗と発見の連続が今では楽しい思い出です。
特に、初めて自分で選んだ筆で納得のいく一文字が書けたときの感動は忘れられません。
書道は、道具選びや練習法など迷うことも多いですが、「自分だけの書」を追求できる奥深い世界です。
この記事が、あなたの書道ライフの新しい一歩になれば嬉しいです。ぜひ、あなたの体験や工夫もコメントで教えてください!
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